六縁試策のCMSサイトを実家(今住んでいるところとは別)で運用しているけれど毎年夏になるとサーバーの筐体がものすごく熱くなり
ヤバイ時には筐体内部温度が75度にまで達する。オーブントースターかな?
何度か空冷パーツも変えてみたものの、どうもCPUよりもACDC変換の廃熱のほうがすごい気がする。
サーバーの筐体は10年くらい前のデザインで
Mini-ITXキューブ型PCが自作市場で賑わっていたころに6千円くらいで買ったものだった
と記憶している。
電源は内蔵型で、SFX電源でもない独自の電源。
おそらくコイツの変換効率が悪いため排熱の主犯だと思う。
買い換えようかと考えると、今の時代はVPSがあることに気が付く。
果たして運用費用はどの程度違うのだろうか・・・?
1.自宅サーバーでCMSサイトを運用
条件
- GPU内蔵のCPU(TDP45W程度)を使用し、電源は95WのACアダプタ経由
- 24時間のロードアベレージは30%、残りは待機状態(最大消費電力の60%)として考える
- CPU:1.2GHz RAM:2GB HDD:250GB程度の非力な構成(六縁試策のサーバーはもっと豪華です)
- 24時間365日の運用
- ディスプレイ出力は月に1回、1時間のみ。
- ディスプレイは平均的な23~24inchのディスプレイ(待機電力0.7W、最大消費40W)
消費電力計算式
サーバー:
(
最大消費電力 × (24時間 × ロードアベレージ[%] × 100[%])
+
最大消費電力 × (24時間 × (1.0 – ロードアベレージ[%]) × 60[%])
)
×
365日
ディスプレイ等:
(最大消費電力 × 1時間 + 待機電力 × 23時間) × 12日
+
(待機電力 × 24時間) × (365日 – 12日)
実際の計算(サーバー):
95W × ((24時間 × 30[%]) + ((24時間 × 70[%]) × 60[%])) × 365 = 599,184W/[year]
実際の計算(ディスプレイ等):
(40W + (0.7W × 23時間) × 12日) + (0.7W × 24時間 × 353日)) = 6,163.6W/[year]
消費電力合算
年あたり:599,184 + 6,163.6 = 605,347.6W/[year]
月あたり:605,347.6 / 12 = 50,445.63333[Wh] = 50.44563333[KWh/month]
1KWhの単価を26.5円とした場合、月当たりの運用費用は
50.44563333KWh × 26円50銭 = 1,336.809283[円]
税込み(8%)で1443.754026[円]
うおぉー。意外と高いな。
2.VPSでCMSを構築して運用
条件
- 上記自宅サーバーとだいたい似たような構成(CPU:1.2GHz RAM:2GB HDD:250GB)
ServersMan@VPS(Standard): [HDD130GB不足]
税込みで1,008.72[円]
オプションで不足分を補うと、+600円(HDD +150GB追加)で、1,656.72[円]
さくらのVPS(2GBプラン): [HDD50GB不足]
税込みで1,706[円]、年払いだと月当たり1,564.166667[円]
不足分を補うオプションなし
初期費用として2,160[円]の請求、年払いに加算すると月あたり1,744.166667[円]
GMOクラウドVPS(2GBプラン): [HDD150GB不足]
税込み年払いで1,382[円]
不足分を補うオプションなし
初期費用として4,320[円]の請求、年払いに加算すると月あたり1,742.4[円]
3社を平均して月当たり税込みで1,714.428889[円]
そして余裕のスペック不足。
あ・・・あ、あれ・・・???
自宅サーバーのほうが運用費用が・・・
安くないか・・・・???
一見すると自宅サーバーで運用するほうが圧倒的にコストパフォーマンスが良い。
しかし、これには自宅で稼働するサーバーを調達する費用を合算していない。
CMSサイトを構築し、自分で4年間運用していく場合
90,000円以内で省電力型の自宅サーバーを構築した場合の費用を
合算すると話は変わる。
VPSで4年間CMSサイトを運用する場合、
1,714.428889 × 48ヶ月 = 82,292.58667[円]
自宅サーバーを組み立てて4年間CMSサイトを運用する場合、
90,000 + (1443.754026 × 48ヶ月) = 159,300.1932[円]
あぁ・・・・これは100%・・・・VPSのほうが安いわ・・・。
28年間運用してようやくVPSと肩を並べることができる計算!!
初期費用が50,000円でも15年運用しないとVPSに並べない!!
じゃあ結局VPS圧勝ジャンっていう結果になるけど・・まぁ実際そうなんだけど。
自宅サーバーのメリット:
- 予算内での構成・再構成が完全自由
- 100Mbps共有線じゃないから、1Gbpsの家庭回線なら超快適
- 再起動自由・メンテの時間も自分次第
- 物理マシンからフルバックアップ・流用が可能
VPSのメリット:
- 安い
- 電気代・空調代などのインフラ代が費用に含まれていて、夏だの冬だの関係ない
- 物理的な場所をとらない
- 音とか光とか停電とか一切心配する必要なし
自宅サーバーの超デメリット:
- 電気代・空調代などのインフラ代が別に発生する
- 物理的な場所が必要
- サーバー本体の費用が別に必要で、これが一番高い
- 停電の心配をする必要がある
VPSの超デメリット:
- 運営会社にメンテ日を勝手に決められる上に変更不可
- 初心者運用だとバカスカ落ちる(メモリ・CPUロード100%張り付き現象)
- 100Mbps共有線なので時間帯によっては超もっさり
- 突然のサービス停止宣言
結論として、
初期費用と電気代が安いサーバーであれば自宅鯖が圧倒的有利!!
初期費用と電気代が高いサーバーであればVPSが圧倒的有利!!
ちなみに・・・
intelのNUCのBOXNUC7I5BNHだと・・・
パソコン工房で全部そろえると(2017年07月24日現在)
本体:BOXNUC7I5BNH・・・45,536円
メモリ:DDR4-2133 SODIMM Crucial CT2K8G4SFD8213 8GB x 2・・・13,398円
SSD:intel SSD 600P SSDPEKKW128G7X1 128GB・・・7,935円
HDD:TOSHIBA MQ01ABF050 500GB 5400rpm・・・4,120円
送料:648円
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計(税込み)・・・77367.96円
スペック:
Core i5-7260U Processor (4M Cache, up to 3.40 GHz) TDP15W
RAM: 16GB
SSD: 128GB
< font size="2">HDD: 500GB
65W ACアダプタ経由電源
この構成で、Linuxサーバーだとすごい余力がでるので
ロードアベレージ10%、アイドル時40%で計算しなおす
65W × ((24時間 × 10[%]) + ((24時間 × 90[%]) × 40[%])) × 365 = 261,924W/[year]
ディスプレイは据え置きで6,163.6W/[year]
月当たり:(261,924+6,163.6) / 12 = 22.34063333[KWh/month]
22.34063333 × 26.5 = 592.0267832[円]
まぁ都合よすぎる計算なので650円としよう・・・。
すると、こうなる。
やはり消費電力(ワットパフォーマンス)は正義。
