自作基板をはじめて委託販売(スイッチサイエンス様での委託販売)

以前からぎゃあぎゃあ騒いでいたブラシレスモーターの実験基板ですが
ついに委託販売させていただくことになりました。
特殊な用途すぎて、ほとんどの方には興味がないものかとは思いますが
是非目を通していただければと思います。
all_components1.jpg
センサレスブラシレスモーター実験基板
(スイッチサイエンス -委託商品-)


六縁試策のCMSサイトはコチラ
(まだコンテンツ不足ですが・・・)
センサレスベクトルFOCのサンプルプログラムを書いている途中ですが、既に販売している基板に付随するので
特許関連に引っかかりそう・・・。最悪プログラム自体を公開できないかもしれないけど、動画は公開します。
以降は、今回の委託販売の流れをざっと紹介。
同じように委託販売を迷われている方の参考になればなによりです。



昨今のMaker Faireなどで個人が基板を作って売ることが珍しくなくなり(まぁ日本はもともとコミケとかあるけど・・・)
やっと個人が企業に飲み込まれずに物を販売できるようになりました。
しかし、まだまだ狭き門であるのは事実で・・・
というか、「委託販売やろう!」というひとがあまりいないのか?
まぁ何かの拍子にこのブログに迷い込んだ子羊のために、どういった流れで委託販売ができるのかを書いておきます。


今回はとりあえず、現時点で一番寛大な委託先であるスイッチサイエンスマーケットプレイスを例に出します。
製品を販売するまでの大まかな流れ:

  1. 委託ルールの確認
  2. 製品の作成
  3. 製品の外観検査と動作確認
  4. 紹介・サポート資料の作成と公開
  5. 問い合わせ窓口の作成と公開
  6. スイッチサイエンスマーケットプレイスへの委託希望連絡
  7. スイッチサイエンスマーケットプレイスでの内部審査(?)
  8. 製品名・販売価格・納品数の決定
  9. スイッチサイエンス側の受託決定
  10. 納品
  11. 公開資料の確認・調整
  12. 発売

1.委託ルールの確認

スイッチサイエンスマーケットプレイスでは、出品者向けの情報がまとめて公開されています。
こちらによく目を通し、これに反しない製品であれば、調整の上販売が可能であるかと思われます。

2.製品の作成

販売したい製品のサイズ・数量・継続性をよく吟味してください。
サイズは厚み方向を特に気を付けてください。スイッチサイエンスではレターパックを使っているので
それに伴い厚みが重要になります。また、数量・継続性は「変更(改良)なしで追加納品可能な製品」が前提のようです。1ロット毎に基板のシルクが変更になったり、部品の位置が初期ロットと大きく異なる等の場合は新規製品扱いとなる模様。(まぁこのあたりは担当者様との調整によると思いますが・・・)
とにかく売り切り(在庫限り)はダメっぽいですね。世の中そんなに甘くないです。
納期については明確な基準が公開されていませんが、私の場合は再生産の納期が3週間程度でしたがOKでした。
製品のクオリティについては・・・人の目によるからなぁ・・・何とも言えない。
ただ、自分がその製品を買う立場になって考えてみればわかるはず。

3.製品の外観検査と動作確認

製品が実際に出来上がったら、外観検査と実際に動作するかどうかを検査。
「理論上動くはずだからこれでOK!」はダメだそうです。
私もこの検査のためだけに48Vの電源買いました。
一応私は全数検査しましたが、ほかの人はどうしてるんだろう?

4.紹介・サポート資料の作成と公開

これは作った製品の内容により変化すると思いますが、とりあえず使い方とかライブラリの場所とかそういうなのを書いて
ユーザーが目を通せる場所に置いておくこと。
まぁ今の時代、紙ペラをいちいち挟み込むよりWEBページで公開したほうが早いかもしれない。
よく無料のレンタルブログでサポートページを作る人がいるけど、精神衛生上あまりよろしくない・・・
(商用不可って書いてあるのに思いっきり製品紹介してるやん!ってのをいっぱい知ってる)
自分でサーバー立てれるなら立てたほうがいいね。
PDFで資料を作る場合は、「自分が見れるから大丈夫!」じゃなくて、自分が持ってる環境以外のところで
実際にプレビューすることを忘れないように。
フォントファイル・ローカルファイルすっぽ抜け現象にお気をつけて。

5.問い合わせ窓口の作成と公開

これはWEB上の掲示板だったり、メールアドレスだったり。
とにかく「あとで読み返すことができる」「日付時刻が記録されている」「偽装されにくい」が重要。

6.スイッチサイエンスマーケットプレイスへの委託希望連絡

いよいよスイッチサイエンスマーケットプレイスへ委託希望の連絡を入れます。
「製品名」「用途」「製品化の進捗状況」「参考価格」などをつけて相談します。
このとき既にWEBページ等の資料は作成できているはずなので、それも添付忘れずに。

7.スイッチサイエンスマーケットプレイスでの内部審査(?)

内部で製品に対する審査がある模様です。
どのような基準でどのあたりを審査しているのかは公開されていません。
よっぽど出来がひどいか、カテゴライズに困る「ヒガンバナの球根」とかを出さない限り大丈夫だと思う。

8.製品名・販売価格・納品数の決定

審査の後、受託可能となった場合は、製品名・販売価格・納品数を詰めることになります。
これは製品によりけりなので書いても参考にならない。

9.スイッチサイエンス側の受託決定

お互いの調整が完了し、
製品名・販売価格・納品数が確定したら、受託(委託)が決定し納品することになります。
製品をWEBページ上に公開することになるので写真も撮っておきましょう。
(まぁ資料作成の段階で撮ってると思うけど)

10.納品

普通に郵送するだけ。
もちろん元払いで。
納品書もつけてね。

11.公開資料の確認・調整

スイッチサイエンス側のWEBページを確認し、すり合わせ。
相手も慣れてるので、よっぽどのことがないかぎり問題ないと思う。

12.発売

晴れて発売開始。
これ以降の宣伝は自分で行う必要があるので、頭脳を駆使して宣伝しましょう。
まぁどれだけ宣伝しても売れないものは売れないですが。


こういった感じで、個人単位でも委託販売が可能な時代になりました。いい時代ですね。
もし迷ってる方がいたら、先駆者のブログやツイッターにでも相談してみればよいと思います。
たぶん相手も喜々としてアレコレ教えてくれるはずですので。(電子系アマチュアは友人が少ないという偏見)
既に先駆者が何人もいるのにブログの記事がなかったので公開しましたが
問題などあれば言ってください。すぐに非公開にします。
 
 


コメントを残す