センサレスブラシレスモーター実験基板:使用準備および使用方法
使用準備
- パッケージを開封し、背の高い部品(基板上部コンデンサやコイルなど)にグラつきがないかを確認
- コネクタ、ピンヘッダなどの接続に使用する部品のハンダ付け
- DRV8301内蔵の降圧レギュレータの調整
- 降圧レギュレータを使用しない場合
- DRV8301チップ実装位置のすこし上の「W101」をGNDに接続(降圧レギュレータが無効になります)
- 降圧レギュレータを使用する場合
- 基板左上部分の半固定抵抗「RV102」を15KΩ程度になるように調整(W102[テスタ+極]、W103[テスタ-極])
- 電源を接続し、VCC、GND間の電圧が目的の電圧になるよう半固定抵抗「RV102」で調整
- 降圧レギュレータ動作LED「LED101」が点灯していることを確認
- 降圧レギュレータを使用しない場合
- DRV8301内蔵アンプの基準電圧ピン「JP101[上]」に基準電圧の出力を接続
(通常であればJP101[下]と接続で良い:内蔵レギュレータ出力電圧の0.5倍が基準電圧となる) - 出力に応じて、電源用電解コンデンサの取り付け(C103、C104、C105、C106)
- 出力に応じて、ヒートシンクやヒートスプレッダの取り付け
(実験段階でデッドタイム調整用抵抗「RV101」を調整してください)
参考画像
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▲デッドタイム調整「RV101」・内蔵降圧レギュレータ電圧調整「RVAR102」
使用方法
- マイコンなどとの接続
- モーターとの接続
- 電源を投入(25ms程度で降圧レギュレータからの出力)
- EN_GATEをHIGHの状態(EN_GATEのLED点灯)にし、SPI待機状態にする
- SPIにて初期化およびパラメータ書き込みを行う
- FAULTのLEDが全消灯状態であることを確認(点灯=異常)
- PWMを送出し、モーターを回転させる
- モーターを停止し、EN_GATEをLOW(EN_GATEのLED消灯)にする
- 電源断
mbed用ライブラリ
DRV8301CTRL:DRV8301をSPIでコントロールするための簡易ライブラリ
BLDC1Axis_DRV8301CTRL:上記ライブラリを使用して、Nucleo F411REから実際にモーターを回した際のプログラム(強制駆動方式:センサレス制御なし)
ArduinoまたはGR-SAKURA用ライブラリ
DRV8301CTRL.h:上記mbed用のプログラムをArduino用に移植したもの
DRV8301CTRL.cpp:上記mbed用のプログラムをArduino用に移植したもの
